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霊園探訪:都立多磨霊園 歴史を訪ねる2-文化・芸術家のお墓

東京都営霊園の中で最大規模を誇る都立多磨霊園には、著名な多くの文化人や芸術家のお墓があります。政治家と軍人のお墓のご紹介に引き続き、都立多磨霊園の霊園探訪をご案内します。

都立多磨霊園は、海外の森林墓地を参考にわが国初の公園墓地として、大正12年に開園されました。多摩丘陵の豊かな自然に囲まれた、広々とした公営霊園です。

都立多磨霊園の噴水塔(東京都府中市、小金井市)

都立多磨霊園の噴水塔(東京都府中市、小金井市)

【多磨霊園の基本情報】
霊園名:東京都立多磨霊園(公営霊園)
所在地:東京都府中市多磨町4-628
募集情報:都立多磨霊園の募集情報
関連記事:都立多磨霊園の概要

多磨霊園に眠る文化人・芸術家のお墓

都立多磨霊園の豊かな自然は、文化人や芸術家にとって魅力的な終の棲家だったのでしょう。皆さんが若かりしころ、その文章や漫画に心躍らせ、有り余る想像力から生み出された造形に驚いたことでしょう。小説や画集など彼ら、彼女らの作品を手に持ちながらお墓参りも楽しいかもしれません。

童謡が今も歌い継がれている北原白秋のお墓(都立多磨霊園)

童謡が今も歌い継がれている北原白秋のお墓

芸術家、岡本太郎のお墓(都立多磨霊園)

芸術家、岡本太郎のお墓(都立多磨霊園)




サザエさんの作者である長谷川町子さんのお墓(都立多磨霊園)

サザエさんの作者である長谷川町子さんのお墓(都立多磨霊園)

作家の三島由紀夫(本名:平岡公威)のお墓(都立多磨霊園)

作家の三島由紀夫(本名:平岡公威)のお墓(都立多磨霊園)


 

北原白秋(1885年-1942年)

詩人で童謡作家で知らない人がいない北原白秋さん。誰もが音楽の教科書やお母さんの子守唄などで聞いた同様も多いことでしょう。
代表策としては、歌集「桐の花」「雲母集」、童謡作詞「雨降り」「ゆりかごのうた」「ペチカ」・・・枚挙に暇がありません。
 

岡本太郎(1911年-1996年)

いわずと知れた日本を代表する芸術家岡本太郎さん。漫画家の父一平さん、母は歌人・小説家のかの子さんの間に生まれます。戦前の昭和初期にフランスへ留学することで、シュルレアリズム運動に直接関わります。第二次世界大戦が開戦を迎え、後に岡本太郎さんも中国へ出征されました。
終戦を迎え日本に帰還後は、創造活動を再開し、大阪万博の太陽の塔など度肝を抜く数多くの作品を生み出します。都立多磨霊園にある岡本太郎さんのお墓は、実際の妻として養女になった敏子さん、父の一平さん、母のかの子さんのお墓が向かい合って建っていて、まるで岡本家のリビングのような雰囲気の墓所です。
 

長谷川町子(1920年-1992年)

日曜日の夕方は「サザエさん」を欠かさず観ている方も多いと思います。長谷川町子さんがお眠りになっているお墓も都立多磨霊園にあります。
サザエさんの他にも、代表作として「いじわるばあさん」、「エプロンおばさん」など人気作品が多いです。
 

三島由紀夫(1925年-1970年)

戦後の日本文学を代表する作家である三島由紀夫さん。「仮面の告白」、「潮騒」、「金閣寺」、「鏡子の家」など多数あり、その作品の輝きは日本に収まらず、世界的にも大きな評価を得ています。
1970年11月25日、三島由紀夫さんは自衛隊市ヶ谷駐屯地の総監室にて自決されます。楯の会を主導し自衛隊に体験入隊などを経て、日本の自主独立の活動を広げていった三島由紀夫さん。憲法改正や自衛隊の国軍化を要望し、戦後日本を憂いての死でした。葬儀には日本全国から8200人もの弔問客が訪れるほどだったそうです。
都立多磨霊園には、本名の平岡家の墓として三島由紀夫さんが永眠されています。
 

一時収蔵施設のみたま堂

都立多磨霊園は、ご遺骨を一時的に収蔵する「みたま堂」があります。
お亡くなりになられて火葬された後、四十九日以降にご遺骨をお墓に納骨するのが一般的です。ただ、急なご逝去だったり、お墓のご準備がない方のために、ご遺骨をお預かりする施設が納骨堂(一時ご遺骨収蔵施設)となります。

都立多磨霊園の納骨堂「みたま堂」(東京都府中市、小金井市)

都立多磨霊園の納骨堂「みたま堂」

多磨霊園みたま堂の内部

多磨霊園みたま堂の内部



一時収蔵施設とは思えない、厳かでありながら暖かい雰囲気の多磨霊園みたま堂です。とても静かな空間で、お亡くなりになられたご家族、ご友人のご冥福をお祈りされていました。

都立霊園では、多磨霊園のみたま堂を含む一時収蔵施設の使用期間は基本1年間となっています。最大4回更新が可能で5年間の収蔵が可能です。ご遺骨をお預かりしてもらう期間に、新たなお墓を建てることになります。

この多磨霊園みたま堂も多くの希望者があり、毎回抽選が実施されており、かなりの倍率に上ると聞きます。
 

一時収蔵施設にご遺骨のある方へ 明るい雰囲気の霊園をご紹介

雰囲気の良い霊園は、お墓参りが楽しくなる

都立多磨霊園は、豊かな自然の中に歴史と文化を伝える多くの偉人たちが眠っています。今もなお多くの墓参者が訪れ、その功績に感謝し、歴史に思いを馳せていることでしょう。お墓とは時代を結ぶ扉のような役目を果たし、現代に生きる我々に希望を与えてくれるものだと感じました。

受け継がれるお墓とは何か、そのお墓を包む都立多磨霊園の雰囲気に感動した霊園探訪でした。
霊園を選ぶとき、アクセスの良し悪しや価格ばかり比較するのではなく雰囲気の良い霊園を選ぶのも末永く使う上で大切だと感じました。

 
◆特集◆ 都立多磨霊園の訪ねる
霊園探訪:都立多磨霊園 歴史を訪ねる1-政治家、軍人のお墓
霊園探訪:都立多磨霊園 歴史を訪ねる2-文化・芸術家のお墓


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カテゴリー:東京都の霊園   最終更新日:2015年1月16日

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