寺院霊園とは

霊園・墓所の風景

霊園・墓所の風景

寺院霊園とは、お寺さんが運営している霊園、墓所のことを指します。
お寺さんとは、ほぼ全て仏教系寺院と考えて良いと思います。神道の神社は、境内に霊園を持ちませんし、キリスト教の専用霊園も国内に僅かしかありません。

厚生労働省の集計*注1によれば、全国に約9万箇所の霊園、墓地(個人や地域住民共同所有の墓地を除く)があり、その内、約65%の5万8,000箇所が寺院霊園です。

寺院霊園が多いのは、江戸時代に施行された寺請制度(檀家制度)の影響が大きく、お寺さんが当時の行政の役割を担っていたことを示します。

現代においてもお寺さんは心の拠り所であり、寺院霊園は地域住民にとってなくてはならない場所であることは言うまでもありません。

寺院霊園の特徴と検討すべき点

ご自宅から近くにある寺院霊園は、お墓参りの利便性が良いなどとても魅力的ですが、少し注意する点もあります。

寺院霊園
霊園の特徴
  • 地域に密着している(自宅から徒歩圏内)
  • お寺さんが運営しており未来永劫、安心して供養できる
  • 信仰している宗教(宗旨・宗派)で安心
検討すべき点
  • 檀家さんであることが必要である場合が多い
  • 信仰している宗旨・宗派でないと宗旨替えの可能性もある
  • バリアフリーでない墓地も多くある
  • お墓のデザインに制約がある場合も(和型墓石に限るなど)

寺院霊園にお墓を建てるということは、お墓を売るお店と買うお客様の関係ではなく、仏教徒になりお寺の檀家さんとしてしっかりと役目を果たすことです。

ご葬儀や戒名、お墓の費用など揉め事をよく聞きます。
残念ながら檀家さんとしての役割を忘れてしまっている方も多くいらっしゃいます。
未来永劫、お寺を守り、お亡くなりになった方々をご供養し続けるためには、金銭も必要となってきます。

檀家さんになりお墓を建てる

寺院霊園に新規のお墓を建てるにはどうしたら良いか。
ご遺骨をお持ちの場合と、ご遺骨無しの生前墓では大きく違います。

ご遺骨がなく、ご自身やご家族のためにご検討する場合
お墓をお寺さんに建てるということは、お葬式から法要までセットで考えることが大切です。希望するお寺さんがあれば今からご住職や檀家総代に相談することをおススメします。
別のお寺さんの檀家さんであれば、離檀や宗旨替え等が必要の場合もあります。

ご遺骨をお持ちの場合
既に葬儀を済ませ、お葬式を行ったお坊さんとは違うお寺さんでお墓を建てられないことがままあります。お墓建立を許されたとしても、まずは檀家となり、再度お葬式を上げる必要がある場合もあります。

お葬式を二度も上げたり、金銭的トラブルを避けるためにも、生前から菩提寺となるお寺さんにご相談することをおススメします。

故人の死後を思えば、お寺さんに手厚くご供養していただくことで心の平穏を得られることでしょう。お寺さんにお墓を建てるということは、ご遺骨を納める入れ物を買うような、単純なお話ではないようです。

*注1厚生労働省 平成23年度衛生行政報告例

霊園に関するお問い合わせは
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カテゴリー:霊園・墓所とは   最終更新日:2013年7月1日

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